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本人特集「真木よう子」
2008-07-27-Sun-17:14

hon-nin vol.07
- 西原理恵子、皆川猿時、湯村輝彦、新井英樹、D[di:]、白根ゆたんぽ、天谷ひろみ、真木よう子
- 太田出版
- 950円
書評/エンタメ・タレント

「hon-nin」(=本人)というこの雑誌。創刊されたときから気になってはいた。それが「本が好き」の献本に入っていて、しかも特集が、やっぱりこれも気になっていた「真木よう子」だというので、申し込んでみたのだった。
少し前に、新聞のTV欄で「週刊・真木よう子」というタイトルを見て、なんじゃこりゃ、と、思った。解説を読んでみれば、毎回異なる脚本家と監督で制作されるドラマで、決まっているのは、主演が「真木よう子」ということだけだという。ふうむ。そんな破格の扱いを受けるくらいなのだから、きっと特異な存在なのだろう。一度観てみようかな、と思いつつ、なんとなく見逃してしまっていた。で、とにかくこの特集で「真木よう子」とはどんな人物なのか知りたいと思ったのだ。
この「hon-nin」という雑誌の巻頭を飾る「本人特集」は、真木よう子に吉田豪が直撃インタビューしたものと、真木よう子の憧れの人である漫画家「うすた京介」との対談、そして「私たちの愛した真木よう子」という、様々な(かなり個性の強い)著名人が寄稿した短いコラムから成り立っている。
インタビューに淡々と回答していく彼女は、確かにちょっと変わっていて、かなりの天の邪鬼(なんとなく若いときの広田レオナにも似ていると思ったのはあたしだけ?)。吉田氏によるインタビューでは、犬好きな人をけなしておきながら、「うすた京介」氏との対談で、うすた氏が犬好きと知ったとたん、あたしも犬が大好きです、と言ってみたり。端で聞いていた吉田豪が唖然としているのが可笑しかった。
確かに「hon-nin」という雑誌のタイトル通り、誰かひとりに焦点をあてて掘り下げていく特集記事は面白い。が、その他の記事を読んでいると、なんだかどれも同じようなトーンで、それがちょっと残念かも。書いている人たちは本当に個性の強い(どちらかといえばアクが強い)面々なのに、どうしてなんだろう。別に面白オカシク書こうとせずに、もっとマジだったり、もっと硬派なものがあってもいいんじゃなかろうか。え、このヒトがこんな文章を?という読み物があればいいのになぁ、とも思ったり。
いずれにせよ、「書く本人、読む本人、本人という私、本人という他人」というコンセプトは面白いと思う。特集されるヒトによっては、また読んでみたいかも。



