review blog ためつすがめつ

モノカキ田川ミメイの色々レビュー。

実用的「おもてなし料理」本

2008-08-31-Sun-23:10

「トリート・テーブル」の料理教室 かんたん、おいしい、おもてなし。
Amazonで購入
書評/グルメ・食生活


生きていく上で、ヒトには2種類あると思う。
招くヒトと、招かれるヒト。
あたしは人見知りで口べたでさほど社交的ではないというのに、なぜか人生において、常に「招くヒト」だった。東京を離れて海近くのローカルタウンに暮らす今も尚。ミメオ(夫です)もどちらかといえば、招かれるよりも招くヒトで、しかも自分で料理をするようになってからは、もう完全に招くヒトだ。たまには招かれてみたい、と思うのだけれども、こればかりはもうサダメのようなものらしく、9.8:0.2くらいの割合で招くヒトとなっている。

で、誰かを招くとき。たいていいつも家で食べているものの中から「これは美味しい」というものを選んで、ミメオとふたりでメニュー作りをするのだけれど。でも「本が好き」の献本の中にこの本を見つけて、たまにはこういう本で新レシピを開拓するのもいいのかも、と思い、申し込んでみたのだった。

というのも、著者である田中優子さんは、料理番組「チューボーですよ」のフードコーディネーターをされていた方だそうで、あの番組は我が家でも好きでよく見ていたもので、なんとなく親近感があるというか信頼がおけるというか。更に、漫画『美味しんぼ』と、そののレシピ本『美味しんぼの料理本』『続・美味しんぼの料理本』(以上、小学館)の料理製作もされているのだとか。

で、実際にこの本を見てみると。かなり実用的。食材は一般家庭でよく使うものばかりだし、レシピも意外に簡単なものが多い。我が家でも馴染みのある料理(ほとんどがミメオ特製のレシピですが・汗)もけっこうあって、なんとなく嬉しかったり。でも、ちょっとひとひねりしているところが目新しくて面白い。スモークサーモンもほたても、我が家では頻繁に食卓にのぼるものだけれど(この辺りではかなり安価なので)、それぞれ別々に食べることが多い(サーモンはオニオンスライスとケイパーで、ほたてはカルパッチョにしたり、つけ焼きにしてみたり)。でもこの本では、ほたてをタルタルにして、それをサーモンで巻いてあり、なるほど、こうするだけで途端に「おもてなし」っぽくなる。鶏団子の入った水炊きも、市販のトムヤンクンスープを使うことで、「エスニック水炊き」に変身させてみたり。

いつもの料理を、ひとひねりするだけで、目にも舌にも楽しい「おもてなし料理」にしてしまうというのは、さすが。著者は、東京・牛込に、料理教室や撮影のためのキッチンスタジオ「トリート・テーブル」を持っていて、そこは時々予約制の貸し切りレストランとしても営業することもあるのだとか。いいなぁ、一度行ってみたい。
誰かを招くときばかりではなく、ちょっとした記念日や家族の誕生日のお祝いにも役立ちそう。かなり実用的な「おもてなし料理」本としてオススメです。

COMMENT



コメントの投稿

HOME